
ぱれっとより、2020年4月に発売されたアダルトPCゲームです。
コンシューマである新章を除き、シリーズの集大成と言える作品です。当然、以下の過去作をプレイしていることが前提となります。
過去の章と比べると、かなりハードな展開に仕上がっています。
ストレスを感じる場面も多く、プレイが辛い瞬間もありましたが、最終的には遊んで良かったと思える結末でした。
正直、価格が高いと感じる部分もありますが、最後まで高いクオリティを維持していて、素晴らしい作品でした。
あらすじ・概要・サンプル画像
白巳津川市。
学園都市であること以外になんの特色もない街。
大地震により、白蛇九十九神社に祀られていた神器が破損し、
並行世界から所有者に特殊能力を授ける装飾品「アーティファクト」が流入した。
その人知を超えた力を悪用した事件を主人公「新海翔」は
様々な枝(並行世界)で調査、そして解決してきた。そしてついに全ての黒幕が「イーリス」だと分かり
イーリスを倒してくれと「ソフィーティア」にお願いされる。始まりの日。白蛇九十九神社でフェスを行い大地震により中断されたあの日。
全ての枝の記憶を持った翔は、打倒イーリスのため動き始める。そして玖方女学院の正義感あふれる少女「結城希亜」の能力
「ジ・オーダー」がイーリス打倒のカギだと分かり、
翔は希亜に違う枝での出来事を打ち明ける。アーティファクト流出の真相。魔眼のユーザーとの決着。
FANZA
異能の力を手に入れた少年少女たちの運命は――。
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FANZA

音楽
「DEAR MY WAKER」米倉千尋
「Be braver!」米倉千尋
「Squall」米倉千尋
個人的感想
偽ED前の戦闘シーンは少し微妙に感じたが、その後の展開が非常に魅力的だった。
世界の視点やオーバーロードの力が巧みに活用されていて、異世界や過去に干渉して敗北を避けようとする様子や、オーバーロードを持つ者同士の戦いがとても印象的だった。
全体的にメタ的な要素がうまく取り入れられていて、次に何が起こるのか分からないドキドキ感を楽しみながら読み進めることができた。
また、9-nine-シリーズ全体に共通することだが、登場人物が頻繁に死ぬという意外性が、ゲームを始めた時から印象的で、ハッピーエンドに向かうのではなく、ダークな道を進む展開が個人的にはとても面白かった。