
Lump of Sugarより、2007年7月発売のアダルトPCゲームです。シナリオゲーですので、抜きは期待できないものの、個人的にはかなり好きな作品です。
朱門優氏のシナリオが合うか合わないかが本作の評価を決める全てと言って良いと思います。苦手な人にとっては、難解、クドい等々、散々な評価をされている作品でもありますし…。
なので是非体験版をプレイしてからの購入をお勧めします。
あらすじ・概要・サンプル画像
──この街には、決して越えられない「雲」がある。
ずっとずっと、夜空の輝きを遮ってきた雲がある。
だから、星空が遠すぎて。
小さな願いは、いつしか大きな憧れへと変わっていった。雲に包まれたこの街で。
満天の星空を夢見る少女たちがいる。──これは、柔らかくゆるやかな日々に、淡い夢を見るお話。
──どこまでもどこまでも──
それは、空が青く澄み渡っていた日の朝。巽の家を出た策は、この街へとやってきた。
空明市。
まるであの空を切り取り、名刺代わりに差し出されたような名の。
──どこか優しく頬を撫でていく、この街の空気。「お前は好きに生きなさい」
あの厳格な祖父にそう告げられた時、策は自分が巽の者として失格した事を理解した。
わかっていた事だ。
ずっとずっと昔から、わかっていた。
それでも受け入れてしまう事はできなくて、諦めきれなくて、
無様に努力だけを続けてきた。
父のように。
兄のように。
自分にだって、
巽の家に生まれついた者が持っていて当たり前のものがあるのだと、認めて欲しかった。けれど今、自分はここにいる。
祖先が住んでいたという、古ぼけた屋敷が目の前にある。
「巽の者を代表して、誰かがあの街に行かなければならない」
祖父がそう告げた時、ろくに内容も確認せず、策は話に乗った。
それが、あの家から出る理由となるのなら。この街の優しさに少しだけ甘えながら。
新しい生活が始まるのだと。
そう決心して、これから住まう事になる屋敷の門を潜った──これは、柔らかくゆるやかな日々に、淡い夢を見るお話。
……そして、ゆっくりと。
FANZA
ゆっくりゆっくりと、
雨が降り積もっていく物語。
サンプル画像















詳細・購入
FANZA

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音楽
「SHOOTING STAR」榊原ゆい
「届く心、抱きしめて。」Kicco
個人的感想
まさに超展開な作品でした。
ラストに向かうにつれて、突然壮大なバトルシーンが展開されるなんて予想していませんでした。しかし、全くもって悪いと感じることはありません。どのルートも魅力的でした。
それに、音楽にも本当に感動しました。心を癒してくれるBGMが全て素敵な味わいを与えてくれました。
最初に言った通り、難解ともいわれる本作は考察を要する作品としても知られていますが、個人的には深く掘り下げなくても楽しむことができました。エンターテインメントとしても楽しめると思います。
個人的には、朱門優氏のシナリオ、まぁまぁ好きなんですよね…。