たぬきそふとより、2014年に発売されたアダルトゲームです。同ブランドといえばロリってことで、本作もロリ体系のヒロインばかりの作品です。
言わずもがなですが、属性持ちには刺さる作品、持たない人にはクズ過ぎる主人公が辛いって感じの展開が多い同ブランドにおいて、本作の主人公は以外にマトモです。共通シナリオでは、ちゃんと教師としての立場を守ろうと奮闘しています。
なので、同ブランドの作品の入門編としてお勧めできる作品だと思います。
あらすじ・概要・サンプル画像
日々の業務に追われ、出会いもなく30歳を過ぎた主人公。
もはや「結婚」なんて淡い夢さえ見ることもなくなり、
無事学校から生徒たちを送り出すことが生きがいになっていた。そんな折、少子化の影響もあってか学区再編の影響で、
教師である主人公は新たな学校への移動が命じられる。
新しい学校で、またかわいい生徒達との平凡な毎日が始まる……
なんてことを考えていた主人公。しかし、主人公のクラスにはクラス名簿に載っていない少女が一人。
ある日、その少女のイタズラが原因でクラスの女子生徒に痴●の疑いをかけられて……。
そんなこんなで始まる、クラスに馴染めないコミュ障3人と幽霊（？）な少女との学園ADV。
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FANZA
個人的感想
同ブランドの作品の多くは、通常は主人公が言い訳をして他人や自分自身を甘やかし、ヒロインをだまして性的関係を持ち、それで何故かラブラブになるというイメージが強かったのですが、この作品ではそうではありません。実際には、良識を持ち真面目な先生が主人公として登場します。
一見、生徒にセックスするという点で結局同じかよ！疑問が生じるかもしれませんが（笑）、主人公は生徒との関係を守ろうと努力しており、物語ではむしろヒロインが先生を攻略するという側面が描かれているように感じます。
物語の前半では主人公が教育を通じて４人の未熟なヒロインたちが成長する過程が描かれており、その内容は、純愛を含むエロゲーよりもっと深い考察がされています。
彼氏彼女の関係になった後半では、一般的なたぬきそふと作品と同様に、ラブラブな性交→妊娠して終わるという展開がありますが、それでも、クズ主人公がヒロインをだますだけの単調なパターンを避け、全体的に新鮮な展開がありました。
また、ヒロインたちは個性豊かで魅力的でした。４人全員に好感を抱いたのですが、特に花子や麻未といったキャラクターの個性や声の演技は非常に面白く、これまでのたぬきそふと作品とは異なるタイプであると感じました。
