
きゃべつそふとより発売されたアダルトPCゲームです。発売は2018年10月で、旧作と言って良い作品ですね。
が、エロゲー好きにはもはや説明不要かもしれない名作。未プレイの人は是非、ネタバレなしでプレイしていただきたい作品です。
冬茜トム氏、しげた氏によるシナリオがみごとですね。エロもまぁまぁ使えると思いますが、やっぱりシナリオゲーですね…。
あらすじ・概要・サンプル画像
「愛しの君へ 明けない聖夜の祝福を──」
主人公・シュウは記憶を失くし、雪の降る‘‘町’’で目を覚ました。
彼はそこをとても奇妙な場所だと思う。中世の西洋を思わせるアンティークな町並み。
何よりも芸術を重んじる文化的価値観。そして……町を囲むように閉ざしている、オーロラと呼ばれた巨大な壁。
だがシュウはそんな町の人たちに助けられ、
やがて聖アレイア学院という学び舎で学生たちと豊かな日々を過ごすことになる。
人々がこぞって心待ちにするクリスマスには、
文化祭も重なって町中がパーティのようなお祭り騒ぎ。しかしそんな幸せはまたたく間に奪われる。
12月25日、原因不明の大火災により町は崩壊の一途をたどった。誰よりも町を愛するユネは運命の変革を心に期し、
アドベントの初日──12月2日にまで時計の針を巻き戻す。──なぜ、破滅は起こったのか?
──なぜ、何度やり直しても同じ運命を辿るのか?
──なぜ、これだけ時間を繰り返すことができるのか?そして──クリスマスに来たると言われる
大いなる恵み(アメイジング・グレイス)とは何なのか。巡り巡る時の回廊。
FANZA
その果てに待つ世界を知るべく、町というキャンバスに彼らは真実を描き出す。
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FANZA

音楽
「夜明けの虹を越えて」小春めう
個人的感想
叙述トリックや伏線回収が巧みに行われていて、プレイヤーを驚かせる良い意味での裏切りがあった。特に捨てヒロインのような存在がなく、登場人物全員が物語において重要な役割を果たしていたことが好印象でした。丁寧に作り込まれた世界観があり、それが物語への没入感を高める一因となっています。全体的に見て、作品は高い完成度を持っており、特にアフターストーリーの内容もしっかりしていて、一種の本編であるとさえ感じられた。
ただし、あえて批判的に言うならば、最終盤の結末や問題の解決が急ぎすぎた感じがした。もう少し時間をかけてじっくり描いていたら尚良かったと思う。しかし総じて言えば、この作品は間違いなく素晴らしいゲームであり、作者である冬茜トム氏には今後も業界をリードしていって欲しいと感じた。