CRAFTWORK『さよならを教えて ～comment te dire adieu～』エロゲでしか描けない狂気、抜けないけど、一度はプレイして欲しい作品
CRAFTWORKより2001年発売のアダルトゲームです。ある意味、非常に有名な作品なので、ご存じの方も多いと思います。
タイトルで書いた通り、抜きで言うと、旧作ということもあり、ほぼ、使えない内容と言って良いと思いますが、それでも、エロゲオタを自認するかたは、プレイする必要がある作品であると思います。
ネタバレはしませんが、とにかく、主人公の狂気がすさまじく、プレイ後はかなりのダメージを受けてしまいます。
あらすじ・概要・サンプル画像
さよなら…。今、全ての人に贈る最期の言葉。
間を見失い、すべてに逡巡し、自分の事さえも分からない男は、悪夢と白昼夢に悩まされながら、
教育実習生としての責務を全うしつつ、迷い子のように橙色の放課後を彷徨い続ける。校内で出会う少女たちにやすらぎを求め、同僚の女性たちの顔色を伺う毎日。
彼と彼以外の間にあるのは深く暗い奈落だけだった。彼はそこに転がり落ちるしかないのかも知れない。
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そう、昼の次にやって来るのが夜でしかないように、人間が不眠不休で起き続けられないように、
人が空を飛べないように、１＋１が２であるように、少女が女へと成長するように、
……至極当たり前のように。
正気と狂気の狭間を超えた時、あなたが目撃する結末とは……！？
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詳細・購入
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音楽
「さよならを教えて -comment te dire adieu-」MELL
個人的感想
プレイしたのはかなり前になるんですが、今でも印象に残る様な、驚くべき力を持った作品でした。圧倒されるようなエネルギーを持った作品です。
情緒や心の乱れ、狂気などそのような要素が詰め込まれた作品と感じます。物語が進展するにつれて展開が明らかになり、不気味な予感を感じます。その予感が的中し、そして何よりもじわじわと不快な感覚に襲われます。1周プレイするだけでなく、何度もプレイできるという贅沢な要素があることは素晴らしいことですね！プレイするたびに、ますます作品の奥深さに引き込まれていくでしょう。精神的にはボロボロになるかもしれませんが。
最近ではあまり見られないような濃厚な狂気が楽しめるでしょう。この作品は、気分のいい日にプレイした方が比較的よい結果が得られるかもしれません。購入し、プレイされる方は覚悟が必要です。しかし、これは間違いなく傑作です。
